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2016 / 11 / 16 10:30
国内縫製業の未来について - 2016年11月15日繊研新聞より -
昨日の繊研新聞は辛いものがありましたね。
景気があまり良くない、アパレル業界に至っては特に。
良くないのにも関わらず、
20年前よりも加工賃が安くなっているという現状。
決して、安価なものや海外製が悪いとは思いません。
ですが販売する側、購入する側、目先の安価なモノに惑わされすぎです。
本当に、Win-Winな関係になっているのでしょうか。
Win-Winな関係とは、
サービスの提供側とそれを受ける側の2者間で使われる。
サービスを提供し、お金を得るという実にシンプルなもの。
Win-Winを支える土台がWin-Loseになってませんか?
誰だって人より安く買いたいと思うのは当たり前です。
その安く買っている先に何があるか、
今一度全員が考えなければ、
将来日本製の服が無くなると思います。
従業員への長時間労働と低賃金、
製造会社等への大量仕入れからの一方的な値引き交渉。
2者間だけでなく環境を取り巻く
全ての関係者が「Win-Winな関係」を
作り出さない限り、相乗効果も発揮出来ませんし、
日本の未来はないでしょう。
アパレル業界だけの話だけでは無いと思います。
色々な方が繋がって、支え合って良いモノが出来ると信じています。
日本の技術もそうですが、日本のモノづくりを無くさないように。